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2023.07.10ページが新しくなりました!

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【コラム】データサイエンティストの心得その7 「AIとゲーム~人間とAIの新しい可能性」

本コラムは、データサイエンティスト・神山が「心得シリーズ」として
データ活用の面白さと難しさを語ります。
データサイエンティストのこぼれ話としてお楽しみいただければ幸いです。



皆さんは、ゲームでAIと対戦したことはありますか?
近年はチェスや将棋、麻雀など様々なゲームで人間に勝つAIが開発されてきており、
その成果は素晴らしいものがあります。
今回は人間とAIの対戦に触れながら、今後の人間とAIの関係についてみていきま
しょう!

ア.チェスでコンピュータが人間を超える
1996年、チェスの世界チャンピオンであるガルリ・カスパロフとスーパーコンピュータ
のチェス6番勝負が行われ、結果はカスパロフの3勝1敗2分と人間が勝利を収め
ました。ところが、1997年の再戦ではスーパーコンピュータが2勝1敗3分と世界チ
ャンピオンをついに打ち破ったのです。ゲームで機械が人間を上回った歴史的な瞬
間でした。

その後、人間とコンピュータがタッグを組んでチェスを行うフリースタイル・チェスが発
展し、タッグによってコンピュータのチェスプログラムを打ち破るようになってきていま
す。人間とコンピュータが協同することでコンピュータのパフォーマンスをも上回るこ
とが可能
なのです。

イ.将棋とAI
日本でなじみ深い将棋はチェスよりもパターンが多く、コンピュータが人間に勝つの
は難しいと考えられていました。しかし、2010年代に入ってからコンピュータがプロ棋
士を上回るようになっています。

現代ではAIによる将棋プログラムも発展し、従来は妙手とされた一手が悪手と判明したり、
常識を覆すような定石が生まれたりするようになってきています。
トップ棋士がAIの将棋の指し方を研究することで将棋の戦術はさらに洗練されてき
ており
、AIによって将棋の新しい可能性が広がっていると言っていいでしょう。

ウ.麻雀AIも誕生
麻雀はチェスや将棋と違って、見えない不確定情報が多く、運にも大きく左右される
ためAIの発展が遅れていました。しかし、近年はネット麻雀の牌譜を学習することで
麻雀を打てるAIが誕生し、トップクラスの成績を出すようになってきています。

麻雀界ではつい最近までトッププロの間でもオカルト的な思想が主流でした。現在は
AIによる解析サービスも発展してきており、AIの解析情報に基づいて科学的に勝つ
方法の研究が進んでいます


エ.人間とAIの今後
コンピュータやAIのゲームでの躍進を見てきましたがいかがでしたでしょうか?
機械が人間を超えるようになって素晴らしい可能性を感じる人もいれば、人間の負
けを面白く思わない人もいます。

しかし、人間とコンピュータがタッグを組んでプログラムに勝ったり、人間がAIを活用
することでゲームの戦術が洗練されたりといったように、大切なのは人間がAIと協
同することによってより良い未来を創っていくこと
だと私は思います。

AIの発展によって人間の仕事が奪われることが危惧されています。その一面は確か
にあるかもしれません。だからこそ人間とAIが共存していけるよう、AIを活用して新
たな可能性を模索することが必要な時代ではないでしょうか。

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※本記事は2021年12月15日現在の情報です。
  

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