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2023.07.10ページが新しくなりました!

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統計学的判断はなぜ難しいのか?

■統計研修のまとめページはこちら!
https://www.insource.co.jp/kensyu/statistics_top.html

現代社会では、膨大な情報を分析できるようになったので、
データ分析を行う統計学は非常に注目を集めています。

統計学はデータを使うための手段に過ぎず、
そのデータを利用するのは人間です。

しかし、統計学を活用するのは人間には非常に難しいという話もあります。
今回は統計学を活用するのが何故難しいのかを見ていきます。

(1)同じデータでも見方が変わる

例えば、ある手術方法を使うと成功が9割、失敗が1割だったとします。
A:この手術の成功確率は90%です。
B:この手術の失敗確率は10%です。

この2つを見たときに、統計学的な訓練を受けた医師であっても
Aで手術を選択するのは85%、Bで手術を選択するのは約50%だそうです。

データの表現の仕方が違うだけで、同じ意味なのに、
人間の選択は大きく異なることが分かります。

(2)ランダムな確率現象に対してパターンを見出す
表と裏が半分ずつ出るコインを3回投げて次のような結果だったとします。
表・表・表

このような結果を見ると、人間は4回目に裏が出ると感じやすいです。

野球でも凡退が続いているからそろそろ打つだろうとか
くじ引きで当たりを引くとしばらくは当たりが出ないだろうなどと考えてしまいます。

実際は凡退が続いているからといって次打つかどうかは分からないですし、
くじ引きで当たりを引いたから、次は引けないということはありません。

(3)データの一面だけで判断してしまいやすい
次の文章を読んで、ある人がAとBのどちらの確率が高いか当ててください。

ある人は、とても本が好きで物静かです。
本に詳しいため、友人におすすめの本をよく紹介しています。

A:ある人は企業の営業職である
B:ある人は図書館司書である

これを見たとき、直感的にある人は図書館司書だと感じやすいです。
しかし企業の営業職と図書館司書の絶対数を比較した時、
企業の営業職の方が何百倍も多くいると考えられます。

特定のデータに注意が向き、そのデータのステレオタイプ通りに、
物事を判断する傾向があります。

このように、人間は数値やデータのとらえ方にはゆがみがあって、
統計学的な判断を行うのが難しいと考えられています。
統計学の重要性が指摘されている昨今、データをいかに的確にとらえて、
上手に活用するかということが重要になってくることでしょう。

■データの扱いや統計学と関連するおすすめ研修
・情報活用力養成研修~情報の収集・整理・分析編
https://www.insource.co.jp/bup/bup_jyouhou.html

・データベース基礎研修(2日間)
https://www.insource.co.jp/bup/bup_shinjinit3.html

・ビジネスデータの分析研修
~職場で活かせる統計の基礎とデータ活用法を学ぶ
https://www.insource.co.jp/bup/bup_business_data_analysis.html


※本記事は2022年08月10日現在の情報です。
  

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Vol.12は「中堅・成長企業でのDXの進め方」がテーマです。他社リソースを上手に活用するために身につけたい「要求定義と要件定義」を解説しました。 2人の「プロの目」によるDXの取組みへのヒントに加え、身近なアプリではじめるDXを活用事例とともに紹介します。DXお悩みQ&Aでは、中小・成長企業特有の事例を取り上げました。DXをはじめるなら「今」です。

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