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2023.07.10ページが新しくなりました!

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各分野で経験を積んだテキスト作成者が語る記事や、最新のDX動向を掴める記事などを取り揃えております。IT業界の方だけでなく、すべてのビジネスパーソンに読んで欲しい記事がここにあります。

【コラム】データサイエンティストの心得その14「デスクでランチVS外食 科学的な昼食休憩の過ごし方」

世界各国の様々な研究データの紹介やデータ活用について語ります。
データサイエンティストのこぼれ話としてお楽しみいただければ幸いです。

皆さんは、仕事の日の昼食は社内のデスクでしょうか?
それとも外に出て、食べているでしょうか?

些細な違いに思えますが、データの世界では、
お昼休憩の過ごし方にもアプローチしていて、様々な検証がされています。

2013年春から2014年にかけて、フィンランドで様々な職種の841名を対象に
自分のデスクで昼食を取る人と、外出して食べる人に分けて調査が行われました。
昼食の取り方と午後の仕事の集中力、活力の関連性を調べる研究です。

研究の結果、外出して食べる人の方が午後の仕事にも集中でき、
ストレスも少なく、元気に過ごせるという傾向が示されました。

お昼休みの過ごし方だけで仕事への影響が変わってしまうのは驚きですね。
なぜ昼食休憩時に外出した方がいいかと言えば、外出することによって
物理的にも精神的にも仕事から離れることで、リフレッシュすることができ、
それが午後以降の仕事のパフォーマンスにつながると考えられているからです。

逆にデスクでのランチは休憩中も仕事のことから頭が離れず、
結果的にはせっかくの休憩でも疲労感を高めてしまうと指摘されています。

仕事以外のことに意識を向ける時間が、その後の仕事に
良い影響を与えるという研究です。

出典:Marjaana Sianoja et al(2016). "Recovery During Lunch Breaks:
Testing Long-Term Relations with Energy Levels at Work,"
Scandinavian Journal of Work and Organizational Psychology 1(1),1-12.

もちろんこの研究はあくまで平均的な傾向を示しているにすぎませんし、
全ての人に当てはまるわけではありません。
社内での昼食、外食それぞれに良い点と悪い点がありますから、
最終的には好みの問題です。

ただ、昼食休憩後の仕事への集中力、活力を重視するのであれば、
お昼は仕事から離れて外に1回出た方が良いだろうと科学的には考えられます。

データサイエンスを使えば、それほど大きな差がなさそうな昼食をどこで食べるのか?
という問題にさえ、科学的な答えを出すことができます。

ビジネスには多くの意思決定や行動の機会があります。
その機会を科学的に最適化することができれば、
さらなるビジネスの成功につながります。

データサイエンスの結果をどのように用いるかはその人次第ですが、
様々なデータ同士のつながりを見ると意外な関係が見られることは多くあります。

データサイエンスに私が魅力を感じる理由の1つです。


※本記事は2022年08月17日現在の情報です。
  

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