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【コラム】元部門長の回顧録~対パートナー編その2:
「貸し借りと仁義」


本稿は、私が大手システムベンダーの部門長として、お客さまと正面から
向き合いながら得られた「部門長として必要な姿勢」をいくつかご紹介
してまいります。(記:(慎))

自分が部門長を行っていた際、大小様々なプロジェクトに関わりました。その中で、
例えば端末系が強いパートナーさんや、基幹系業務に詳しいパートナーさん等が
いたことにより、パートナーさんとのお付き合いも二桁社はありました。そうすると、
当然パートナーさんとの付き合いの中で、色々とお願いごとが発生してきます。

こちらから依頼するパターンとして、どうしても今期の収支が合わない、つまり予算の
達成が難しい場合には、言葉を選ばずに書くと、値下げ交渉なり支払時期の延伸の
相談をせざるを得ないこともありました。勿論、下請法などは絶対に抵触はしない
ことは大前提です。また、その逆もあるわけです。パートナーさんの営業マンの成績
が振るわず、どうしても予算決済月に、例え契約期間の半ばであっても、何らかの支
払いをお願いしたいとか、少し案件にはアンマッチではあるけれども、ある要員を
プラスして欲しいなど......。

基本的には、私はなるべくこのような要請にはお応えするスタンスで対応してきまし
た。また、こちらからの依頼に対しては、パートナーさんには是々非々でご対応頂く
ことで結構ですとのスタンスでしたので、トータルにはお応えする回数の方が多かっ
たと思います。

この辺りの関係は、ある人から見ると「癒着」に近い風に見えてしまうかもしれません。
ただ、自分の中で決めていたのは、以下の2点でした。

■上記やりとりは、どうしても必要に迫られた際の「貸し借り」に近いものとし、貸した、
 借りたという時点でのお礼のようなものは一切発生させない。
■この「貸し借り」の定常化は一切行わない。

そのため、毎期毎期、同じことを依頼してくるパートナーさん(の営業)には、強く苦言
を呈し、担当者替えを依頼したこともありました。加えて、「新規に要員を募集を行う
際には、お付き合いのあるパートナーさんにはフラットにお知らせする」ということも
徹底していました。つまり、当然公正であるべきことは、しっかりと仁義を切った上で、
公正に行いますよということです。

正直に申し上げて、上記の私のスタンスの評判がどうだったのかはよく分かりません。
また、この辺りは誰からも教わった訳でもありませんし、自己流ながら、こうあるべき
という思いで確立・徹底していきました。さて、現役を退いた今でも当時のパートナー
さんたちとのお付き合いはありますが、「頼みやすいけど怖い感じもしていた」と相
矛盾したことを言われています。

このような業務上のお付き合いの仕方は、お客様との関係も含めて、考えるべき
事柄も多く、かつ相手の方と当方の感性や性格、当時の置かれている状況もあるの
で、一概にこうあるべきとは言えません。人同士の繋がりを扱う業務も増えてくるの
が「管理職」です。日々、思い悩みながらも、やはり自分なりのスタンスを見つけて
徹底していくことは目指して頂きたいと思います。


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※本記事は2021年09月01日現在の情報です。

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