2026.04.28
2026.04.28
日本のAI・DXを牽引する「DX銘柄2026」
- 文字で構成されています。
※この記事内容は
上場企業から選ばれる「DX銘柄」
2026年4月10日、今年度の「DX銘柄」が発表されました。
DX銘柄は、経済産業省、東京証券取引所、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が共同で選定するものです。東証に上場されている銘柄の中から、デジタル技術を前提としたビジネスモデルそのもの及び経営の変革に果敢にチャレンジし続けている企業を顕彰するもの「DX銘柄2026」として30社が選定されました。
| 名称 | 選定社数 | 評価 |
| DXグランプリ企業2026 | 3社(ゴム製品/卸売業/銀行業) | デジタル時代を先導する |
| DX銘柄2026 | 27社(グランプリを除く) | DXに果敢に取り組んでいる |
| DX注目企業2026 | 17社 | DX銘柄以外で、注目される取り組みを行っている |
| DXプラチナ企業2026-2028 | 2社 | 特に傑出した取り組みが継続している |
今回の選定のカギは「AX(AIトランスフォーメーション)」
出典:
経済産業省ウェブサイト
今回の選定の特徴は、「AIトランスフォーメーションの評価強化」です。
これまでのDX銘柄では、データ活用やデジタル化の推進といった観点が中心でしたが、近年はそれに加えて、生成AIを含む「AI」をどのように業務や意思決定に組み込み、企業価値向上につなげているかが重要なポイントとなっています。
単にAIを導入しているかではなく、全社的に活用が定着しているか、ビジネスモデルや業務プロセスの変革にまで踏み込めているかが問われています。
例えば、DXグランプリの1つに選定されている製造業では、コア事業である製品開発においてAIとシミュレーション技術を組み合わせた高度な開発プロセスの構築が進んでいます。AIがデータを分析し、最適な製造条件を自動的に導き出す仕組みが導入されており、これにより製造過程の精度と効率を革新的に向上させています。
このように、AIが業務プロセスそのものを変革する中核技術として、企業価値向上に大きく貢献している点が今回の選定の評価ポイントとなっています。
先進企業と日本企業全体のDXにはどの程度のギャップがあるのか
一方で、こうした先進企業の動きと、日本企業全体のDX推進状況との間には、まだ大きなギャップがあるのが実態です。
DXに取組む日本企業は年々増加していますが、実際に全社的な成果につなげられている企業は約6割にとどまるとされています。
まだ多くの企業が「取り組んではいるが、組織としての成果にはつながっていない」という課題を抱えているのが現状です。
また、AI活用の中でも特に注目される生成AIについても、導入自体は急速に進んでいる一方で、その活用状況にはばらつきが見られます。
上記から、「DXが全社的な成果につながっていない」要因の1つとして、生成AI活用の「一部部署活用」が「全社活用」を上回っている点があげられます。
まとめ
DX銘柄の最新動向から見えてくるのは、DXの評価軸が「デジタル活用の有無」から「AIをどの程度、組織に定着させているか」へと明確にシフトしているという点です。
特に生成AIを含むAI活用は、個別業務の効率化にとどまらず、設計・製造・意思決定といった企業活動の中核領域に広がりつつあり、その定着度が企業価値を左右する重要な要素になりつつあります。
一方で、日本企業全体では、AIや生成AIの導入は進んでいるものの、全社的な活用や業務変革への展開にはまだ差があり、先進企業とのギャップも存在しています。
こうした状況を踏まえると、今後のDX推進において重要となるのは、「AIを導入すること」そのものではなく、AIを組織全体にどう定着させ、業務や意思決定の仕組みに組み込んでいくかという点にあるといえます。
インソースでは、生成AIを含むAI活用を「個人の効率化」にとどめず、「組織としての定着・活用」につなげるための研修カリキュラムを多数ご用意しています。
DX推進やAI活用の社内展開にお困りの際は、お気軽にご相談ください。
※本記事は2026年04月28日現在の情報です。
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