1. トップページ
  2. DXコラム
  3. 【コラム】「遠方のパートナーさんとキャリア形成」~元部門長の回顧録

【コラム】元部門長の回顧録~対パートナー編その3
「遠方のパートナーさんとキャリア形成」



本稿は、私が大手システムベンダーの部門長として、お客さまと正面から
向き合いながら得られた「部門長として必要な姿勢」をいくつかご紹介
してまいります。(記:(慎))



私が担当していたプロジェクトの1つに、大規模基幹系システムの開発・保守業務が
ありました。対応メンバーは100人を超えており、そこに参画しているパートナーさん
の一部には、遠方から長期滞在などで来ている方もいました。
そうすると、その長期滞在が数年にも渡ってしまう場合には、メンバーの入れ替わり
も検討せざるを得ません。しかし当方としては、長年の経験もあることより、継続して
ほしいとの気持ちは拭えないものでした。

そのような状況で、あるパートナーさんの中堅メンバーが、どうしても遠方の拠点に
戻らざるを得ない状況に陥りました。しかし、かなりの中核メンバーでもあったこと、
目の前に大きい開発案件が迫っていたことより、今、プロジェクトから離脱されてしま
うとリスクがかなり増えてしまうことも見えていました。

そこで、いろいろと相談・画策したのですが、「パートナーの拠点勤務(遠方)であれ
ば、このプロジェクトを継続することは可能」というところまで議論を進めることが出来
ました。となるとやることはひとつです。上記拠点に当方プロジェクト専用ルームを
作成し、ネットワークも専用線で引いての対応を行うということになります。

この案が出来れば、下記のような双方win-winのメリットが出てくるわけです。

当方にとっては長期滞在費などの経費削減に繋がる
パートナーにとっては、遠方という理由でアサインできなかったメンバーをアサ
 インすることができ、その地方にあるパートナーの優秀なメンバーも集めること
 ができる


ここで、さらに画策を考えたのは、「本案を当該パートナーメンバーの発案として、
パートナー社内の稟議を通して貰う」という点でした。当然、当方も精一杯のプッシュ
を行います。例えばネットワーク敷設費なども当方が一部負担する等、いろいろな
便宜を図りました。

この結果、当方でもプロジェクト費用投資としての承認も得られ、かつパートナー社
内でも稟議が通りました。その上、当該パートナーメンバーが、本プロジェクト対応
メンバーのプロジェクトリーダーとして抜擢され、非常に高い評価を得られたのです
が、これは当方としても、ある意味、望外の喜びでありました。
実は、このプロジェクトでは参画メンバーには苦労を掛けることも多く、ようやくひとつ
お返しが出来たととても嬉しかった覚えがあります。また、改めて長期プロジェクトの
場合、参画メンバーのキャリア形成にも寄与していかないといけないなと部門長と
して痛感させられたのでした。


【参考】IDA社では本稿に関連した下記研修をご用意しております。
・(ITエンジニア向け)プロジェクトマネジメント入門研修
https://www.insource.co.jp/bup/bup_it_project_management_intro.html
・IT・システム部門のための属人化防止研修
~標準化のためのナレッジマネジメント
https://www.insource.co.jp/bup/bup_zokujinka_boushi.html
・ITエンジニア向けホスピタリティマインド醸成研修
https://www.insource.co.jp/bup/bup_engineer_hospitality.html


※本記事は2021年10月06日現在の情報です。

お問合せ

まずはお電話かメールにてお気軽にご相談ください

お電話でのお問合せ

03-5577-3203

PAGE TOP