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2023.07.10ページが新しくなりました!

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【コラム】SE40年日記~ベテランプロマネの仕事術 第2回「新技術における成功の分かれ目」

ベテランプロマネTがお送りする「ベテランプロマネの仕事術」。
仕事においても私生活においても経験豊富なTが軽妙洒脱に語ります。
今回のテーマは【新技術における成功の分かれ目】についてです。



現在、様々なICTの新技術が生まれていますが、それらを実際にシステムとして
使えるようにする(=実用化開発)のは並大抵のことではありません。

例えば、5Gで脚光を浴びる通信技術です。
今から100年以上前も同じでした。

電波理論を使い、実際の無線通信を始めて実用化したのはイタリアのマルコーニ
(1874~1937)です。陸上と船舶の間で通信実験に成功したのが1899年
(明治32年)。

一方、日本で最初に無線通信を実用化したのは海軍です。
当時の世界最先端の技術を導入して、1903年(明治36年)に三六式無線機を
実用化し、1905年(明治38年)の日露戦争で有名な"敵艦隊見ユ"を打電し、
勝利を収めたのでした。

日本はマルコーニの実験からわずか4年後に実用化したわけですが、その秘密は、
日本はかなり以前から研究を始めていたことです。

佐賀の志田林三郎(1855~1892)は明治はじめ英国グラスゴー大に留学、帰国後、
工部大学(現東大工学部)の教授になり、日本の電機通信技術を発展させました。
彼は、日本初の工学士・工学博士で、1887年(明治20年)の論文ですでに"工業の
進歩は理論と実験との親和に因る
"と述べています(テレビやテープレコーダーも予
言していました)。

新技術(理論)は、いかに早く手掛けて、いかにその実用化に向けて地道に実験をし
続けるか?
ということ。世の中、すぐにハツモノに手を出すのですが、実験(開発)を
やり続けるガッツのある人(組織)は一部だけ
です。
そこが成功の分かれ目なんですね。


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【極意シリーズ】要件定義研修~要件の変化と仕様化技術
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※本記事は2022年01月05日現在の情報です。
  

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