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2023.07.10ページが新しくなりました!

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【コラム】データから分かった科学的仕事術その1「なぜ仕事は見積もった時間よりも長くかかるのか?」

皆さんは仕事の予定を立てる時に想定していた時間よりも
実際にははるかに時間がかかり、困った経験をしたことはありませんか?

例えば広報PR文の作成は1日くらいで終わるだろうと見積もったら、
1日では全く足りなくて慌てふためくような状況です。
思っていたよりも時間がかなりかかってしまい、
能力がないと自己嫌悪に陥った経験がある人もいるのではないでしょうか。

このように実際にかかる時間より、
想定では甘く考えてしまうバイアスを「計画性の誤謬(ごびゅう)」と言います。

人間には物事を楽観視する傾向があるので、
スムーズにいったときを想定してしまう傾向があります。
また、その仕事を1つとしてぼんやりとらえて時間を見積もるので、
どんぶり勘定になりやすいのも時間を見誤る原因です。

では、計画性の誤謬を改善する方法はあるのでしょうか?

社会心理学者のクルーガーらは、1つの課題を小さく分けてから時間を見積もれば、
計画性の誤謬を軽減できるのではないか
と考え、実験を行いました。

例えばメルマガの作成なら、
(1)テーマを決める
(2)文章を書く
(3)誤字脱字チェックを行う
(4)配信設定を行う
といったように完了までに必要な行動を小さく分けて、
それぞれにかかる時間を見積もるようにしています。

すると小さく分けない場合よりも、小さく分けて考える方が、
実際にかかる時間にかなり近く時間を見積もることができたのです。


引用文献:https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S002210310300177X">Justin Kruger, Matt Evans(2004). If you don't to be late, numerate: Unpacking reduces the planning fallacy. Journal of Experimental Social Psychology,40(5),586-598.

このように課題を分割して考えることが、
時間を正確に見積もることにつながります。

仕事が思っていたよりもいつも時間がかかってしまう人に
おすすめの仕事術、活用してみてくださいね。


※本記事は2022年11月24日現在の情報です。
  

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