2023.09.12
2024.12.05
パソコン画面をつけたまま席を立っていませんか?
- 文字で構成されています。
※この記事内容は
![パソコン画面をつけたまま席を立っていませんか?](/common/img/middle/dxpedia/fv_webp/fv_06_0005.webp)
ロックの手間を惜しんだばかりに...
お手洗いに行く、印刷物を取りに行くなど、業務中に自席を離れることはよくあると思います。そんな時、パソコンの画面をそのままにして席を立っていませんか?
顧客情報、社内の機密情報...、いつだってビジネスパーソンのパソコン画面に表示される情報は、重大なセキュリティ事故につながる可能性を秘めています。
少し目を離した隙に誰かがパソコンを勝手に操作するかもしれません。
誰かがパソコンに表示されている機密情報を盗み見して外部に持ち出すかもしれません。
社内だから大丈夫だろうという認識は重大な事故を誘発するおそれがあります。
席を外す際、パソコンはロック画面に切り替えることが最低限のビジネスマナーとされています。セキュリティの観点から、離席時のロックを義務化している会社もあるほどです。
セキュリティ管理の甘さは、情報の漏えいだけでなく、時に会社の信頼に関わることもあります。
例えば、会社に訪れたお客様が、たまたま顧客情報が開きっぱなしで離席しているパソコン画面を見たらどう思うでしょう。第三者に情報が洩れる可能性があるだけでなく、セキュリティ管理能力の低い会社だと判断されかねません。
たった数秒の対策が重大な事故を防ぐ
サインインしなければ利用できない状態にすることをパソコンの「ロック」といいます。
たとえ短時間でも席を立つときは必ずロックをする癖をつけましょう。
パソコンをロックするにはいくつか方法がありますので、覚えておきましょう。
1秒でロック!ショートカットキー
「Windows」キー + 「 L 」キー
これで瞬時にパソコンにロックがかかります。最もスピーディーかつ簡単な方法ですので、この方法がおすすめです。
Windowsキーがない場合は?
- 「Ctrl」キー+「Alt」キー +「Delete」キー
- 青色のメニュー画面に切り替わるので、「ロック」をクリック
- 通常のロック画面が表示されたら完了
どうしてもロックをかけ忘れてしまう場合は
各々がロックする癖をつけることが望ましいですが、急に席を立つ場合などでどうしてもロックをかけるのを忘れてしまうこともあるかもしれません。
Windows10では、パソコンを一定時間操作しないとスクリーンセーバーもしくはスリープで自動的にロックがかかるように設定できます。
スクリーンセーバーの設定方法
スクリーンセーバーとは、画面を保護するためのものであり、アニメーションや写真が出力されるカモフラージュのようなものです。
※下記の全スクリーンショットは2023年9月12日時点のもので、今後バージョンのアップデート等で一部変わる可能性があります。
- 画面左下のWindowsのロゴマークをクリックし、「設定」をクリック
- 「個人用設定」をクリック
- 左側の「ロック画面」をクリック
- 「スクリーンセーバー設定」をクリック
- 「再開時にログオン画面に戻る」にチェックを入れ、操作をしない時間がどれくらいでスクリーンセーバーを起動する「待ち時間」に任意の時間を設定してOKを押す。これでスクリーンセーバーの設定が完了です。
スリープ
スリープとは、コンピュータの動作を一時的に停止して節電状態のまま待機させることです。アプリによってはスリープ状態のときはアップデートや同期が止まるものもあります。設定で変えられますが、事前に確認しておきましょう。
- 画面左下のWindowsのロゴマークをクリックし、「設定」をクリック
- 「アカウント」をクリック
- 左側の「サインインオプション」をクリック
- 「しばらく操作しなかった場合に、もう一度Windowsへのサインインを求めるタイミング」のプルダウンからPCのスリープを解除する時間を選択する
- 再びWindowsのロゴマークをクリックし、「設定」をクリック
- 「システム」をクリック
- 左側にある「電源をスリープ」から「電源の追加設定」をクリック
- 左側の「コンピューターがスリープ状態になる時間を変更」をクリック
- 「コンピューターをスリープ状態にする」ボックスの時間を設定し、「変更の保存」をクリック。これでスリープの設定が完了です。
スクリーンセーバーやスリープの起動時間など細かい設定は、管理者でなければ設定できない場合があります。その場合は社内の管理者に設定を変更してもらうか、各自がロックをかけるように習慣づけていくしかありません。
もしまだ設定をしていない方は、これからすぐに実践してみてはいかがでしょうか。
ほんの少しのセキュリティ対策が、大きな事故を防ぎます。
※本記事は2024年12月05日現在の情報です。
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