2023.02.06
2024.03.22
RPAとは? ~日々の事務作業をロボットに代行してもらおう
- 文字で構成されています。
※この記事内容は
*がついている用語は、マウスオンすると解説文章が表示されます。
日々の事務作業をロボットに代行してもらおう
■業務の効率化・生産性を上げるには
日々の業務でも「作業自体は簡単なのに時間がかかってしまう」そんなことってたくさんありますよね。そんな時にとても役に立つツールがRPAです。近年では、企業や組織のDX化に欠かせないツールとして、業務の効率化・生産性の向上を実現させてくれるRPAが注目を集めています。
■RPAとは
RPAとは「Robotic Process Automation」の頭文字をとった略称で、主にソフトウェアロボットを使用して作業を自動化する技術のことを指します。特にRPAはデータ入力や転記といった、今までパソコン上で行っていた煩雑になりやすい事務作業の手間やミスを減らせます。そのため、導入してすぐに具体的な効果を得られやすい特徴があります。
RPAを導入する3つのメリット
RPAを導入する主なメリットについては3点あります。
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■業務効率化と生産性向上
RPAを導入することで、データの入力や転記などの繰り返し作業が多い事務作業も処理時間を短縮することができます。今までシステム化が難しくて人による手作業が必要だった業務を自動化させることで、現場で働く方の負担も軽減され、効率的に業務を進めることができるようになります。 -
■ヒューマンエラーの低減
RPAによる作業は、プログラムに基づいてソフトウェアロボットによって正確に実行されます。事務作業で起こりうるデータの入力ミスや数値の見間違い、メール送信先間違いなどのうっかりミスなどのヒューマンエラーを未然に防ぐことができます。 -
■コスト削減
定型作業がRPAで自動作業に置き換わることで、人件費などのコスト削減につながります。また作業が人の手から解放されることで、人的リソースをデータ分析や企画・戦略立案などの付加価値の高い戦略的な業務にまわすことができます。
Excelマクロとは何が違うの?
他に作業を自動化させる手段としてExcelのマクロ機能があります。ではRPAとExcelマクロの自動化では一体どこが違うのでしょうか。
RPA | Excelマクロ | |
作業範囲 | PCでの作業範囲 | Excelシート上でのみ |
プログラミング | ローコードで操作可能 | マクロを使用する場合はVBAが必要 |
Webアプリケーション | 連携できる | Excelシート上でのみ |
データの処理速度 | 速い | 遅い |
■Excelマクロは、Excelの操作を自動化する機能
Excelに自動化の機能があります。VBAというプログラミング言語を使ってマクロを作成することで、データの加工や集計といったExcel操作をボタン一つで実行することができます。しかし、いずれの処理も基本的にはExcel内で完結する作業範囲に限られます。
■RPAは他のアプリケーションの操作も連携が可能
一方、RPAはExcelだけの操作の自動化にとどまらず、Webアプリケーションの操作も自動化することができます。また、データの処理速度はデスクトップ型のRPAツールであればPCのスペックに左右されますが、サーバー型やクラウド型であれば膨大なデータも高速処理することが可能になります。
代表的なRPAツール
■Power Automate
Power AutomateはMicrosoft社が提供するRPAツールです。パソコン上での操作から、Web上のサービスやアプリケーションとの連携まで、幅広いビジネスシーンで使用されているRPAツールです。Power Automateはローコードで組み立てられることで、プログラミングのスキルが無い方でも簡単な自動ワークフローの作成ができます。
Power Automateには無料版のデスクトップ版と法人向けのMicrosoft365のライセンスがあれば利用可能な有料版の2種類があります。
有料版では、充実したテンプレート機能を活用して簡単なワークフローの作成することができます。またMicrosoft365が提供するTeamsやForms、Outlookなどの各サービスはもちろんのこと、クラウド上でGoogleなどの他社のWebサービスとも連携ができるのも魅力の一つです。
■WinActor®
WinActor®はNTTデータが開発した純国産のRPAツールで、日本国内では豊富な導入実績とトップシェアを誇ります。Windows上で動作するWebブラウザーであれば、Microsoft製品から業務用アプリケーションまで幅広く対応が可能です。
WinActor®はシナリオというワークフローを作成することで作業を自動化します。日本企業特有の条件・業務プロセスにも対応しているのでシナリオも作りやすくなっています。
特別な環境構築も必要なく、PC1台からサーバーまで動かすことが可能となっています。またNTTデータとパートナー企業が技術的なサポートをしてくれるので、安心して導入することができます。
またIDAではWinActor®のライセンス販売と研修を同時に提供しております。WinActor®の導入から教育体制の研修、運用までトータルでサポートを実施しています。
▼WinActor®のライセンス販売と研修について詳しく知りたい方にこちら
■UiPath
UiPathは、世界的に有名な米UiPath社が提供するRPAツールです。2017年には日本法人が設立され、日本語対応でのサポートも充実しています。
画面の操作方法もドラッグ&ドロップでアクティビティという動作を指定することで、直感的に作業や業務を自動化するロボットを開発しています。
さらにUiPath Orchestratorというツールを導入することで、社内全体の動作するロボットをネットワーク経由で一元管理できます。これにより、作成した多くの自動化した作業を手元で集中管理することで、RPA全体を把握することが可能となります。
RPAを導入して業務効率化しよう!
RPAを導入することで日常の作業の手間を省く以外にも、ヒューマンエラーの防止やコスト削減、現場で働く方の負担の軽減などの多くのメリットがあります。また企業や組織においても、業務効率化を図ることで得られる人的なリソースの有効活用にもつながります。
しかし一方で、RPA導入の効果を十分に発揮させるには、業務フローをしっかり理解することやロボットへの指示内容や作業目的を明確にすること、RPAツールを提供する各会社ごとの得意・不得意な作業の分野を確認することが重要です。
またあらかじめご自身の現状の業務内容を整理せずにRPAを導入してしまうと、メンテナンスで以前よりも業務時間が増えてしまったり、余計な費用の追加などが発生する恐れもあります。
■IDAでは多数のRPA研修をご用意しています
IDAの提供するRPA研修の中では、導入や操作方法だけでなく、業務改善コンサルティングなど様々な角度からご支援もおこなっています。
また会場とオンラインの2つの受講タイプが選べる公開講座も多数ご用意しています。ご興味のある方は、ぜひ下記のおすすめの公開講座の一覧をご覧ください。
※本記事は2024年03月22日現在の情報です。
おすすめ公開講座
関連ページ
こちらはRPA研修一覧ページになります。IDAでは、RPAツールの操作や導入方法、Power Automate、WinActor®、UiPathなど様々なRPA関連の公開講座と講師派遣型研修を提供しています。
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