2024.06.07
2024.12.05
日本のDXを牽引する「DX銘柄」と「DXセレクション」
- 文字で構成されています。
※この記事内容は

上場企業から選ばれる「DX銘柄」
2024年5月27日、今年度の「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)」が発表されました。
DX銘柄は、経済産業省、東京証券取引所、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が共同で選定するものです。東証に上場されている銘柄の中から、デジタル技術を前提としたビジネスモデルそのもの及び経営の変革に果敢にチャレンジし続けている企業を顕彰するもので、「DX銘柄2024」として25社が選定されました。
このうち、特に優れたDXの取り組みを行った企業3社には、デジタル時代を先導する企業として「DXグランプリ2024」が贈られています。また、3年連続でDX銘柄に選ばれ、過去にDXグランプリの経験もある2社は、特に傑出している企業として「DXプラチナ企業2024-2026」に選ばれています。
なお、DX銘柄に認定されるには、「DX認定」を受けていることが必須になっています。
上場企業が対象「DXグランプリ」
名称 | 選定社数 | 評価 |
DXグランプリ2024 | 3社 | デジタル時代を先導する |
DX銘柄2024 | 22社(グランプリを除く) | DXに果敢に取り組んでいる |
DXプラチナ企業2024-2026 | 2社 | 特に傑出した取り組みが継続している |
DX注目企業2024 | 21社 | DX銘柄以外で、注目される取り組みを行っている |
中堅・中小企業を顕彰「DXセレクション」
「DX銘柄」は上場企業を対象としていますが、上場企業には大企業が多いことから、中堅・中小企業では取り組みを参考にしにくいケースもあります。
そこで、経産省では、中堅・中小企業でDXのモデルケースとなるような優良事例を「DXセレクション」として選定しています。
2024年度は32社が選定されました。この中からさらに「DXセレクショングランプリ」1社、「準グランプリ」4社が選ばれています。
中堅・中小企業が対象「DXセレクション」
名称 | 選定社数 | 評価 |
DXセレクショングランプリ2024 | 1社 | DXで成果を上げ、中堅・中小企業のモデルケースとなる |
DXセレクション準グランプリ2024 | 4社 | |
DXセレクション2024 | 27社(グランプリ・準グランプリを除く) |
グランプリや準グランプリに選ばれた企業は、いずれも数十人~100人規模ですが、デジタル化、データ活用などにより、生産性の向上、労働時間の短縮、ミスの減少などにつながったとしています。
まとめ
上場企業を対象とする「DX銘柄」と、中堅・中小企業を対象とする「DXセレクション」は、対象は違うものの、選ばれたのはいずれも日本のDXを牽引する企業だといえます。それぞれの取り組みはウェブサイトで公表されているので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
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※本記事は2024年12月05日現在の情報です。
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