2023.03.07
2024.12.05
ITパスポート試験って意味がある?
- 文字で構成されています。
※この記事内容は
ITパスポート試験とは
ITパスポート試験は、ITの基礎的な知識を問う資格試験です。
「基礎的な知識」といっても試験範囲は広く、コンピューターの基礎から情報セキュリティ対策、システム開発の知識まで、多岐にわたります。
試験時間は120分で、四肢択一式の問題が100問出題されます。
社会人だけでなく専門学生や高校生からも合格者が出ているため、ITやビジネスの基礎を初めて学ぶ方や、未経験者にも受験しやすい資格試験です。
※2024年4月実施分からはChatGPTをはじめとする、生成AIに関する項目も出題範囲に含まれました。さらに2024年10月実施分からはDXの推進を担う人材育成・確保のために、既出の用語の見直しや最新のデジタル技術や知識を問う問題が増えるなど、シラバスの見直しがありました。
独立行政法人情報処理推進機構「情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験における出題範囲・シラバスの一部改訂について」
ITパスポートを取っても意味がない?
ITパスポートはITに関する基礎的な知識があることを証明する国家資格ですが、資格を保有することに意味がないという声もあります。その理由として、資格取得の難易度があげられます。
ITパスポートの合格率は50%前後と、決して難しいわけではありません。
しかも試験は毎月行われ、受験回数に制限もないため気軽に受験することができます。
試験内容はITやDXの業務に関わる方にとって基礎的なものなので、いわば備えておくべき知識があることの証明と言えます。
ITパスポートは役に立つ資格です!
それでは、ITパスポートは取っても無駄な資格なのでしょうか。答えはノーです。
その理由として、次の3つがあげられます。
①ITへの興味・関心につながる
試験合格を目指して学習していると、次第にITに関する用語や意味について調べることでしょう。また、ITの最新技術に関連したニュースが目に留まるかもしれません。世の中にはITに関して苦手意識を持っている人もいます。しかし、そうした場合でも多少なりとも知識を身につけていれば、学んだことを生かせる場面が出てくるようになり、苦手意識が軽減されていくことも期待されます。
②IT業界以外で評価される
現在では、どのような業務でもコンピューターが使われています。ITパスポートの勉強をしていると、ITに関する基礎的な知識が身につくため、IT業界以外で歓迎される可能性があります。
中には新入社員にITパスポート試験を一斉に受験させる企業もあります。
また、某大手家具メーカーでも全従業員の80%にあたる約1万4000人に対して、ITパスポートの取得を目指す施策を打ち出しています。
このことは、ITパスポート試験の内容が社会人生活に役立つものであることを意味し、決して無駄ではないと言える一つの根拠となるでしょう。
③さらなる資格取得や成長の糸口になる
IT業界では常に新しい技術や知識が求められるため、ITパスポートを取得しただけでは、現場で必要なスキルや知識が不足する場合があります。しかし、ITパスポート試験の学習をする中で得た知識がなければ、高度なIT関連資格に挑戦することは難しいです。そのため、スキルアップの糸口として取得しておいた方がよいと言えるでしょう。
このようにDX推進の入り口として最適なITパスポート。
当社ではe-ラーニングや通信教育と組み合わせた様々な研修をご用意しております。
皆さまのニーズに合わせて是非ご活用ください。
※本記事は2024年12月05日現在の情報です。
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「ITパスポート」の取得は、ITに関する基礎的な知識を証明できるばかりでなく、ビジネスにも活かせます。豊富な研修実績に裏打ちされたクオリティの高さに加え、オンライン・対面、通信教育、動画学習と、ワークスタイルに合わせた学びやすいラインナップで合格をサポートします。
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